令和5年度 文化・芸術部門 (オペラ) |
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栗原 峻希 氏 |
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現在の所属・活動 | |||
イタリアではNR MANAGEMENTイタリアのマネジメント会社にアーティスト契約しながら、ナポリを拠点にしつつ活動しています。また2024年10月にはエジプトカイロオペラハウスでコンサートに出演、大成功を収めました。日本では、オペレッタ《こうもり》タイトルロール、俳優の市毛良枝さんとのコンサートなどがあり反響を呼んでいます。北陸では、金沢ガルガンチュア音楽祭、アンサンブル金沢能登復興応援コンサート、石川県音楽文化協会ベートーヴェン《交響曲第九番》などに出演しました。2025年には札幌文化芸術劇場hitaruでの《ドン・ジョバンニ》タイトルロールにて出演など、他にも多数の日本でのコンサート、オペラを予定しております。 | |||
主な経歴・受賞歴 |
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富山県射水市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院音楽研究科修士課程声楽オペラ専攻を修了。イタリアでは、レジェンド・ソプラノ歌手であるレナータ・スコットの選出で、テアトロ・オペラ・ジョコーザ公演《蝶々夫人》のヤマドリ役でイタリアデビュー。同じく演出のスコットより大きな称賛を受ける。また、ヨーロッパの若手歌手の登竜門であるロドルフォチェッレッティ・ベルカント・アカデミーに合格し、マルティーナ・フランカにて研鑽を積む。 イタリア三大歌劇場のサン・カルロ歌劇場にてG.ヴェルディ《ドン・カルロ》デプタート役を務め世界的歌手エリーナ・ガランチャ、ルードヴィク・テジエ、ミケーレ・ペルトゥージ、G.ヴェルディ《マクベス》シカリオ役として世界的歌手ルーカ・サルシ、ソンドラ・ラドヴァノフスキー等と共演。 マリア・マリブラン国際声楽コンクールファイナル出場(ミラノ)。ベルリン・コーミッシェ・オーパー研修場、ウィーン国立歌劇場研修場ファイナリスト。第35回ソレイユ音楽コンクール優秀賞(第二位)。第47回イタリア声楽コンコルソ ミラノ大賞 (第一位) 授賞。シェリル・ミルンズが開催する、オペラIdol声楽コンクールにてPeople’s Choice賞を受賞。ハンスガボア・ベルヴェデーレ国際オペラコンクールイタリア代表。ウィーン国際音楽コンクール特別賞を受賞。ミラノライオンズ国際声楽コンクール第三位、ジョヴァンニ・コンシーリオ国際コンクールTIVAA賞受賞。メディチ国際音楽コンクール第二位。ロベルト・デシモーネ記念声楽コンクール第二位。Piccolo Teatroが主催のNHオペラIdol声楽コンクール第一位。 これまで内山太一、黒崎隆憲、福島明也、Sherrill Milnes、Luca Gorla 、Roberto Covielloの各氏に師事。公益財団法人《野村財団》芸術文化助成、文化庁新進芸術家海外研修生、ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生としてイタリアに留学。イタリア三大歌劇場であるサン・カルロ歌劇場の研修生に、日本人で初めて選出されマリエッラ・デヴィーアのもと研修を積む。 |
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受賞者からのコメント |
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歌の仕事をしていると、色々と世界を移動する事が多いのですが、どこにいる時でもやはり富山の景色と重ねてしまう事があります。イタリアのウーディネから見えるアルプスは少し立山連峰を彷彿とさせ、ナポリでは海越しに向こう側の半島が見えて、富山湾のように感じられます。どんな場所にいても、私の心の支えにはいつも富山があります。 豊かな海、美しい山々、そして温かい人々に育まれてきたことが、私の人生の基盤であり、挑戦を続ける力となっています。これからも富山が持つ魅力や伝統を大切にしつつ、全国・世界に発信していける存在でありたいと思っています。そして、私が培った経験を通じて、少しでも富山の未来に貢献できれば幸いです。 |
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ホームページ |
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https://www.takakikurihara.com/ | |||
Last Update 令和6年12月 |